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レッドタートル ある島の物語



アニメーションという表現は、物語の「寓話性」を高める上で最適なメディアである。

たとえば実写という表現だと、情報量が多い、あるいは情報量の調節が難しいので、時間とか、時代とか、国とか、場所とか、そういう物語に含まれる固有の設定がどうしても目に見える形で提示されてしまう。

ところがアニメの場合、意図して記号的に描くことができるので、あらゆる情報が限定されず、いつ、どの時代の、どの話なのかわからない、言い換えれば「どんな状況の人にも共通して起こり得る物語」=すなわち「寓話」として見ることができる。

寓話というのは、登場キャラクターを暗喩的に描くことによって、より普遍的で、強度のある物語/メッセージを運ぶことができる。

とどのつまり、実はアートとして、物語として、アニメーションというのはもっとも高度な表現ができる器だったのだ。やろうと思えば。そして本作はその構造をかなり意識的に取り入れて、寓話として描くことに心血を注いだアニメだ。

よって難しい。

なぜジブリの新作だというのに、宣伝まったくと言っていいほどしてないのか不可解だったが…作品を見れば納得です。アート映画でした、はい。(笑)


人によって感じ方は色々あると思うけど…私はあの赤い亀は「続いていく生命」の象徴として読んだ。つまり、親から子へと受け継がれていく、生命の根源的な印のようなもの。亀は万年って、言うじゃないですか。(安直?)


色々と深読みできるので、私は結構おもしろく観れました。前半はサバイバルものとしても観れるし。

ジブリっぽさは皆無だが、あのカニさんだけは凄くジブリっぽいキャラで萌えました。
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